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動物界最強!?カバの秘密

こんにちは。本日は陸上界最強の動物カバの秘密について述べていきます。

 

 

 

カバの基本情報

カバは哺乳綱偶蹄目(ぐうていもく)カバ科カバ属に分類される動物です。
体長は3.5-4.0mほどで、体重はオスで平均1.5t、メスで平均1.3t非常に大型のオスになると2tにもなるといわれ、陸上動物の中では、ゾウ、サイの次に重い動物だといわれています。

カバの生態

大きな動物ですが、実は草食動物で、牧草を食べて過ごしています。一日に摂取する草の量は40kg程度といわれ、体重の3%程です。


動物園では水中にいることの多いカバですが実は、あまり泳がないといわれています。
ではどうやって移動しているのでしょうか。
実は、泳いでいるのではなく地面をけって移動しているようです。人間は水中では浮いてしまいますが、カバは水よりも比重が大きいため沈んでいきます。そのため、地面に足をつけて移動ができます。


牙が特徴のカバですが実は歯が多いのです。
ヒトが28~32本なのですが、カバはもっと多く、40本もの歯が生えています。


そして、カバには天敵がいないとされています。
しかし、ここ数十年の間で人間による乱獲や人間生活の開拓のためにカバを含む様々な動物たちの住処が失われています。

赤い汗の秘密

動物園でカバを見たことがある人なら赤い汗を見たことがある人も多いのではないのでしょうか?


これは実は汗ではないことがわかっています。カバには汗腺がないのです。
ではあの赤い液体は何なんでしょうか?
あれは、体を保護するローションの役割をしているといわれています。

 

これは橋本貴美子、犀川陽子、中田雅也の総合論文
「カバの赤い汗に関する化学」によると、カバには体毛がないので、紫外線や乾燥に弱く、それを補うための機能のようです。赤い色である理由も、赤い色素は紫外線を通さないため、強い日光から皮膚を保護し、最近の感染を防ぐ役割も持っているようです。

カバが最強の動物と言われている理由

のんびりと過ごしている姿から、穏やかな印象を受けるカバですが、野生化では縄張り意識が強く、かなり獰猛な性格をしています。縄張りに侵入してきたものはどんな動物でもお構いなしに全身で威嚇をします。それでも相手が逃げなければ戦いになります。


カバは、水中では自由自在に移動することができ、最大で約8分もぐることができます。そして、陸上でも時速30kmで走れ、顎の嚙む力も1t程あり、これは哺乳類でトップクラスの強さです。獰猛な性格、水中でも陸上でも強いため最強の動物だといわれています。

終わりに

どうだったでしょうか?本日は、カバについて解説してみました。
まだまだ知りたい動物についてあればinstagram(ani_pg_mal)まで
お願いします!

 

 

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