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【大人気】ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の生態や飼育方法について解説してみた

こんにちは、動物博士の雑学管理人のヤミです!

一人暮らしの方は、ペットを飼育したいと考えている人も多いはず!

しかし、犬や猫などはあまり好きじゃない。

そんな方のために本日は、女優の新垣結衣さんも飼育しているとされているヒョウモントカゲモドキ、通称レオパについて解説していこうと思います。

ヒョウモントカゲモドキの生態

ヒョウモントカゲモドキの基本情報

学名:Eublepharis macularius

分類:爬虫綱有鱗目トカゲモドキEublepharis

分布:アフガニスタン南部および東部、インド北西部、北部を除くパキスタン

食性:肉食性

繁殖形態:卵生

胴長(尾を含めない体の長さ):オス 最大15cm程度

                メス 最大12cm程度

ヒョウモントカゲモドキの生態

アフガニスタン南部および東部、インド北西部、北部を除くパキスタンの乾燥地帯に生息しています。地表性ですが、木の生えている環境であれば木に登ることもあります。

夜行性の動物なので、昼間は岩の隙間や割れ目、他の生物が掘った巣穴などで休んでいます。

 

普段は群れを作らず単独で生活していますが、隠れ家に複数の個体が生息していることもあります。そして、繫殖期になるとオス1頭と複数頭のメスからなるハーレムを形成し、オス同士は激しく争います。

1回に2個の卵を1年に2~3回に分けて産みます。卵は野生下では1か月、飼育下では33~81日で孵化します。性染色体を持たないので、産まれるときの温度によって、オスメスが決定します。24 ~ 28℃ではメス、29.5℃ではオスメス同率、より高温では33℃まではオスの比率が高くなり、35℃を上限としたより高温ではメスの比率が高くなります。

35℃を超えると孵化しない可能性が高いです。

 

爬虫類の中では長寿な種といわれており、飼育下での寿命は10年前後といわれており、最長オスで29年、メスで約22年が記録されています。

 

性格は基本的に温厚なので、ペットとして人気の種になりました。

ヒョウモントカゲモドキはペットとして人気になるにつれて品種改良が進んでおり、数多くの品種が存在しており、安いものだと1万円を切り、高いものになると数十万円にも上る品種がいます。

筆者はスーパーマックスノーという品種がかっこよくて好きです。

ヒョウモントカゲモドキの飼育方法

ケージ

ヒョウモントカゲモドキなどの地表性ヤモリは、日中は巣穴に潜み、夜間になると辺りを徘徊してエサを探す生活を送っているものがほとんどなので、ケージは高さより、底面積の広さを重視する必要があります。

しかし、このグループは体の大きさに対してあまり広いスペースを確保しなくても飼育できます。

床材

自然界では乾燥地帯に生息するヒョウモントカゲモドキは、細かい砂やキッチンペーパー、新聞紙、ペットシーツなどを使用することが好ましいです。

レイアウトを気にする方は、細かい砂を使用し、普段の掃除の楽さを気にする方はキッチンペーパーやペットシーツを使用することが良いと思います。

シェルター

生体を落ち着かせるために、体を丸めてピッタリ納まるサイズのシェルターを用意する必要があります。

水入れと一体型になっており、シェルター内の湿度を保てるものが便利で使用しやすいです。

水入れ

生体に簡単にひっくり返されないようにある程度の重さがあり、かつ小さなサイズの水入れが理想的です。

ヒョウモントカゲモドキなどの乾燥地帯に住むヤモリは給水を霧吹きで行って水入れを置かない飼育方法でも良いでしょう。

水入れを認識しない個体であれば、霧吹きを行うことは必須となります。

ヒーター

底面からプレートヒーターで暖めることが一般的です。

その際にはシェルター部分を含むケージの3分の1程度を暖めるようにして、暑すぎたときの逃げ場所を確保できるようにしましょう。

照明

夜行性の動物なので紫外線は特に必要としないので、照明は設置しなくても問題はありません。しかし、昼夜のサイクルを再現するために照明を設置することは生活サイクルを作るのに有効となります。

温度と湿度管理

ヒョウモントカゲモドキは低温の環境にも高温の環境にも耐えられるので、ペット初心者にオススメできる種類ですが、適切な温度と湿度で管理するのが大切です。

ヒョウモントカゲモドキは変温動物なので、自分で体温の管理をすることができません。そのため、ケージの中で暖かい場所と涼しい場所を作ってあげる必要があります。

基本的に高温部では32℃程度、それ以外の部分は25℃程度にしましょう。

湿度については、人間にとって過ごしやすい40%~60%程度にしておけば大丈夫です。

エサ

ヒョウモントカゲモドキは肉食性で、野生環境下では活きた昆虫や小動物を食べているので、飼育下でもコオロギやワーム、エサ用ゴキブリ(デュビアやレッドローチなど)などの昆虫類やピンクマウスなどを与えます。最近は人工飼料も出てきているので、昆虫が苦手な人でも大丈夫でしょう。

そして、クル病にならないよう昆虫には粉末のカルシウム剤をまぶしましょう。

ベビーなら生後半年程度まで食べるだけ毎日、生後半年から1年を過ぎるヤングからアダルトにかけては2~3日に1度、生後2年以上のフルアダルトになったら週1~2回程度で十分です。

クル病について詳しく知りたい方は以下のサイトまで

nara-animal.jp

ヒョウモントカゲモドキの生態と飼育方法まとめ

ヒョウモントカゲモドキの日々のお世話は排泄物の処理と給餌しかありません。

そのため、比較的飼いやすい動物の一種でしょう。

ヒョウモントカゲモドキは小柄でかわいい動物なので、興味を持ったら飼育にチャレンジしてみましょう。

この記事以外にもほかの記事も読んで多くの知識をつけることも必要です。

 

本日の記事は以上になります。

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